電話はミツコさんからであった。 そういえば1時間ほど前に用事があってミツコさんと電話のやりとりをしたんだった・・・・また何か用かしら??・・・・と思いながら、ヨイショッと起き上がり、「もしもし?」と出ると、何と男の人の声がする!! (え??誰??)
男:「あの…突然スミマセン。」
私:「は?どちらさまですか??」
男:「あの、実はこの携帯、タクシーの中で拾いまして…。運転手さんにお願いしようとしたら預かってくれなくて、私が預かっているのですが…。」 (タクシーで携帯を落とす…ミツコさんならあり得ることかも…と納得しつつ^^;)
私:「あの~、失礼ですけどお宅様はどちらの方ですか?」
男:「○○○(地名)です。」 ・・・(ふむふむ…ミツコさんの住んでいる地域と近い。)
私:「で、なんでうちにかけていらしたんでしょうか?」 (とわかりきったことをあえて尋ねてみるイジワルな私^^;)
男:「一番最後にあった着信履歴だったので、それでかけさせてもらいました。」
私:「あぁ、なるほど、そういうわけだったんですね~。」(、と納得したフリをする私。) 「申し訳ありませんが、どこか近くに交番とかありませんか?」
男:「たぶん、あります。」
私:「じゃぁ、その交番に届けていただくことは出来ますか?」
男:「あの、実はボク、今就活中でして、今日は交番に行くことはちょっと無理なんです。」
私:「じゃ、学生さん?」
男:「ハイ、そうです。」 (あらら~、じゃ、パコと同じ年ってことじゃないのさ~。就活と言われたらあまり無理なことは言っちゃ可哀想だよねぇ^^;) 「色々、個人情報とかそういうことが心配だろうとは思うのですが、明日までお預かりするという形になってもかまわないでしょうか?」
私:「え~っと、じゃぁ、その本人の人に連絡を取ってみますので、それでどうしたらいいか折り返し連絡するということにしてもかまいませんか?」
男:「自宅の連絡先とかわかるんですか?」
私:「はい、わかります。じゃぁ、私か本人か、どちらかから折り返し電話を入れますので…。」
男:「じゃぁ、この(拾った)携帯に電話して下さい。」 (拾った携帯に?それって、どうなの?・・・と思いつつ・・・)
私:「失礼ですけどお宅様のお名前伺ってもいいですか?」
男:「ボクですか?ボクは××と言います。」
私:「××さんですね? わかりました。では折り返し連絡致しますから。 お世話おかけして申し訳ありません。」
男:「いえいえ・・・。」
・・・とまるで女刑事が尋問するかのように相手に質問しまくった私^^; だって、このご時勢、相手がどんな人かわからないし、他人のふりして、また善人の振りして詐欺を働く人なんかもいるわけだから、用心に用心を重ねることは重要だ。 それに何より、自分のことじゃなくて、ミツコさんの携帯だから、ミツコさんの個人情報をこちらからあれこれ漏らすわけにはいかない。 それにミツコさんはお人よしなところがあるから、「携帯を拾ってくれた」、それだけで相手を丸々信じてしまいそうだし…^^; そんなわけで、ミツコさんがどこの誰かもいったいどういう人なのかも何も言わないまま、電話を切り、そしてミツコさんの自宅に電話をして事情を説明する。 果たして・・・・ミツコさんは携帯を落としていたことにその時点ではまだ気づいていなかった(@_@;) 事情を説明して、相手の情報もある程度知らせておく。
ちょうど家にいたパコやポコは、私が急に布団から飛び出してメモを取り出したりしたから(それまでの会話も聞いていただろうし)、 「一体、何があったの?」と驚いていた。 「かくかくしかじか・・・・・それにしても、なんでよりによって今日に限ってお母さんの着歴が一番上なんだよ~って感じだよね。めったに電話することないのにさ。ホント、笑っちゃうわ~。」
それから3,40分もした頃、また携帯が鳴る。またミツコさんだ。え?またあの男の人?一体どうなってんだーっ!?・・・・と思ったらミツコさん本人だった。 「迷惑かけてゴメンナサイね~。今携帯取りに行ってきたのよ~。」 (あ、そっか、直接取りにいく、という方法があったわけね・・・。) とにもかくにも無事に手元に戻ってよかった。 そして何より、変な人に拾われなくて良かった良かった!
それにしても、体調が悪くてヒィヒィ言っているわりには、それはそれは毅然と、そして理路整然と相手とやり取りしきちんと対応できた私って、我ながらアッパレだわ~~(^^)v まぁ自分の携帯じゃなかったからパニックにならなかった、と言うのもあるだろうし、毎日テレビで振り込め詐欺の話をやたら見ていたからそれが頭にあった、というのもあるし。 ひょっとしたら体調がイマイチだからこそ、変に頭が冴えていたりして^^; でも、よくよく考えてみたら、その拾った人こそ、いい迷惑だよね。 運転手さんは預かってくれないし、しょうがないから連絡してみたらその連絡したオバサンからはあれこれ聞かれるし。 今度からは携帯が落ちてても絶対拾うもんか!なんて思ったりして^^; 拾ってくれたお兄さん、もし感じ悪い思いをしていたら…ゴメンネ~~…オバサン、悪気はなかったのよぉ~^^;
ちなみに、パコも携帯を拾ったことがあるらしい。その時は「自宅」というのを探して電話をかけ、 そして「交番に届けておきますから」と本人に伝えて、交番に取りに行ってもらったらしい。 交番に届けると色々書類を書かされてそれはそれは面倒くさいみたいで、最後に「謝礼を要求するか辞退するか」の項目もあるらしい。 ふ~ん・・・・落し物を拾うのって大変なんだねぇ。 私はなかなかそういう場面に出くわすことはないけれど。
でも、とんだハプニングではあったが、なかなかよい勉強になりました(^^)v
最近のコメント